不動産を見るポイント 地盤-床の傾き

引き続き地盤に関する内容で物件を見る時に確認したい点を勉強します。

戸建てでは、土地の状況を確認する際に地盤がどのような状況なのか、地盤改良が必要なのか、その上で基礎部分はどのような種類が良いのか、などを確認し決めていきます。内容によって金額も違ってきますし、将来の不動産価値を決める事項でもありますので、しっかり確認すべきところですね。

マンションでも、マンションが建っている土地が軟弱だったり、きちんとした改良などが施工されていないと、専有部に影響は出てきます。

軟弱な地盤に適切な施工をしていない・何らかの外的な要因によって、家・部屋全体が均一に沈下するのではなく、不揃に沈下した結果、斜めに傾くような状態を不同沈下といいます。

地盤沈下という言葉のほうがなんとなく聞き慣れているかもしれません。地盤沈下は、環境基本法において7大公害の1つに数えられているからかもしれませんね。


地盤沈下とは、特定の地層が圧縮して文字通り地盤が沈んでいく現象・過剰な地下水採取により粘性土層が収縮することで生じる現象、ということです。広域での沈下と局地的な沈下に分けられるそうです。

https://www.env.go.jp/water/jiban/gaikyo/gaikyo30.pdf

不同沈下は局地的な沈下と考えられます。→全体が均一に沈下することではないため。

不同沈下が起こってしまうと、水平・垂直を保っていた建物の構造を支える部材が歪んでしまい、一箇所に荷重が集中し、建物が傷んでしまいます。

よくある不具合の状況としては、
・窓・・・閉まらない
・鍵・・・かからない・かかりにくい
・床・・・平衡感覚がくるう     などがあります。

床の事例でも分かる通り、建物だけでなく、身体的な影響も出てくるため、不動産の将来価値だけでなく人生における健康価値も変わってきてしまうことは恐ろしいです。

ただ、ほんのちょっとでも傾いていたら粗悪な物件なのか、ということは一概には言えません。

なぜなら、住宅性能表示基準では6/1000以下の傾きに対して、構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性は低い・一定程度存する、とされているからです。

住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成十一年法律第八十一号)第七十条の規定に基づき、住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準-第3の1

調査方法は正しく、必要に応じて

物件の内覧や竣工確認の時に、ビー玉を転がして傾きを確認する方もいらっしゃるなんてこともお聞きしますが、やりすぎだな、と個人的には思います。

住まいのリテラシーを上げていく

建物の不具合が出ている状況ならば、確認は必要だと思います。資産(不動産・健康)に関わることなので、しっかりと調査をしてもいいと思います。

新築やリフォーム時の確認の際に、ビー玉確認をされるということは、その工務店や営業さんなど関係者を全く信用できないのだな、と残念な気持ちになってしまいます。そういったことにならないよう、安心して信頼できる担当さんや工務店など依頼したいですね。

そのためにもしっかりと住まいに関するリテラシーを高めていただきたいですし、きちんとした情報を伝えられるエージェントになっていきたいと思います。

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